ファクタリングを利用している企業が多い業種

この記事に辿り着いたという事はファクタリングを前向きに考えているという事でしょう。
その一方で、自分が利用している業種はファクタリングに向いているのか不安を感じているのではないでしょうか?
この記事ではどんな業種がファクタリングに向いているのか、またその理由は何かを紹介していきます。
それではさっそく本題に入っていきたいと思います。
まずはどんな業種が多くファクタリングを利用しているのかを見てみましょう。

ご覧の様な業種の企業がファクタリングを利用しています。 なぜそれらの業種がファクタリングを利用いるのか、パーセンテージが高い5つを解説していきます。
建設・建築業
建設・建築業が全体の40%を占めるのには大きな理由があります。
それは、資材などの購入が先で、建物が完成してから工事費が支払われるからです。
それ故に売り上げがあるにも関わらず資金難に陥ってしまう事がある為、ファクタリングを利用する企業が多くあるのです。
運送業
20%を占めるほど多い運送業ですが、なぜこんなにも多いのかわかりますか?
まず第一にトラック等を動かすのに必要なガソリン、軽油の値段が高騰する事で資金繰りに困ってしまうという理由があります。
二つ目の理由には事故や故障が挙げられます。
突発的に起こるこの出来事で出費がかさみ、資金難に陥りファクタリングを利用するケースもよく見られます。
卸売・小売業
3番目にファクタリングを利用する事が多い業種が卸売・小売業です。
商品を仕入れ、それを売ります。
つまりこちらも建設・建築業と同じで先に支出があるのです。
多く商品を仕入れている場合には倉庫を借りている事もあるでしょう。
そういった理由から卸売・小売業もファクタリングを利用する事が多い業種です。
製造業
もうここまで読んでいる方なら製造業がファクタリングを利用する理由もわかる事でしょう。
製造業も建設・建築業や卸売・小売業と同様に資材の購入など支出が先です。
さらにものを作る為の機械を動かす為には多くの電力などが必要になり光熱費が高くなってしまいます。
また、その機械が故障してしまう事もあるでしょう。
新しい機械を購入するにせよ、修理に出すにせよ高額の出費になる事は間違いありません。
その為製造業もファクタリングを利用する機会の多い業種です(機械を扱うだけに…)。
サービス業
最後はサービス業になります。
これまでの業種と雰囲気が違うと感じる方もいるのではないでしょうか?
サービス業の多くは月末締め翌月末払いであるのが一般的です。
しかしその前に設備投資や新規の大口契約などで資金が足りなくなる事もあります。
また、日雇いや週払いのアルバイトなどを多く雇用した際に資金難になってしまうケースも出てきます。
サービス業は運送業と同じように突発的な支払いがあった際にファクタリングを利用する場合が多いのが特徴です。
以上5業種のファクタリングを利用するきっかけや理由などを紹介してきました。
意外な業種や理由はありましたか?
思ったよりも普通だと思ったのではないでしょうか?
ファクタリングは何より資金化までのスピードと柔軟性が特徴です。
融資などとは違い審査に時間がかからない為、多くのケースで利用されています。
ここに書いてないからといってその業種がファクタリングを利用できない訳ではないのでファクタリング会社に相談してみて下さい。
ファクタリング利用がおすすめの業種

次にファクタリング利用がおすすめの業種やファクタリングと相性がいい業種を紹介します。
建設・建築業
先程も紹介した建設・建築業は非常にファクタリングと相性が良く、利用におすすめです。
売り上げを得るまでに時間がかかりその期間にファクタリングを利用する事で資金難に陥ることを回避できます。
また、融資では時間がかかり過ぎてしまい、資材の購入や人件費の支払いに間に合わないなどのトラブルが起こる事もありません。
早期に資金化できるファクタリングの特徴と上手くマッチしています。
製造業
こちらも先程紹介しましたが、ファクタリングとの相性はとても良いでしょう。
建設・建築業と同じで、支出が先で収入が後の製造業は材料費や光熱費、人件費など早期に資金を得る必要がある場合、その特徴をとらえているファクタリングに向いていると言えます。
医療・介護
この医療・介護の業種はある種特別枠になります。
まず医療業界ですが、我々が普段診察を受けた際に支払う3割以外を国保、健保、協会けんぽに請求し、売り上げとなるのは2か月後に支払われるのが一般的です。
その為、資金を早期に得る事の出来るファクタリングと好相性であると言えます。
また介護業界も同様の理由からファクタリングに向いています。
それぞれ公共機関に売り上げの申請を行う為、ファクタリングの審査に通りやすい事はもちろん、手数料が安くなる事もファクタリングを利用するメリットになります。
IT業
IT業界もファクタリングに向いている業種です。
企業のシステム開発などでは高額の売り上げになる事が多いですが、その分作成に時間がかかり、その間の人件費で資金が底をついてしまうケースがよくあります。
しかし、その場合でも売掛債権(代金を支払われる権利)は発生しており、また早期の資金調達が必要というファクタリングの特徴を抑えている為、ファクタリングの利用に向いていると言えます。
ここまで4つの業種を紹介してきましたが、これらには共通点があります。
・確実な売掛債権(代金を支払われる権利)がある
・支払いまでの期間が長い
この2点がその共通点です。
つまり、この2点を抑えている業種はファクタリングの利用に向いていると考えていいでしょう。
ファクタリングの利用に向いていない業種

次は反対にファクタリングに向いていない、相性が悪い業種を紹介します。
飲食業
飲食業は売掛債権(代金を支払われる権利)が発生する事がなかなかありません。
その理由として支払いはその場で行われ、その支払いも現金である事が挙げられます。
飲食業とお客様の間の売掛債権(代金を支払われる権利)はその場で消滅する事がほとんどです。
例外を挙げるならクレジットカードや電子決済ですが、大きな額にならなければファクタリングを利用するメリットがデメリットを上回る事はありません。
アパレル業
こちらも飲食業とほとんど同じ理由でファクタリングに向いていないと言えます。 季節などで集客に差があるなど不安定な場合だとそもそも審査を通る事が難しいと考えていいでしょう。
この様にファクタリングに向いていない業種の特徴は
・現金決済がメインである
・経営(集客)が不安定である
この共通点が見られます。
もちろん審査を通ればファクタリングを利用する事はできますが、上記の特徴がある業種はメリットがほとんどないと言うのが実情です。
まとめ

ここまでファクタリングを利用しているのはどんな業種か、ファクタリング利用に向いているのは、不向きなのはどんな業種かを紹介してきました。
これを読んでいるあなたはどんな業種でしょう?
ここで紹介した業種はごく一部で、ファクタリングは多くの業種で利用できます。
まずはファクタリング会社に相談してみたり、見積もりを取ってみませんか?
あなたの会社の資金繰りやキャッシュフローが良くなる可能性が出てきますよ!
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